『本暦』について

こんにちは!たまんスタッフの作です。

皆さんはたまんの放送を聞いていて「ん?」と疑問に思ったことはありませんか?

特に、各番組日付の紹介の部分でそう思う方が多いかもしれません。

例えばこの記事を書いた令和4年1月10日の番組ではこのように日付を紹介します。

本日の暦は・・・・・・新暦1月10日 本暦12月8日 月曜日 みづのと ゐ 先勝

一つずついきましょう。『新暦』はすぐにわかると思います。その日の日付です。『曜日』もそうですね。

『みづのと』は十干(じっかん)、『ゐ』は十二支(じゅうにし)のことで二つを合わせて干支(かんし)といい、昔の中国で暦を表すために使われたものだそうです。

『先勝』は六曜(ろくよう)といい、これも昔の中国で生まれた時間と運勢の吉凶を占う考え方だそうです。

宝くじ売り場で『大安』と書いていたり、『友引』の日はお葬式を避けた方がいいなんて話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?あれも六曜。

ここまではカレンダーなどにも記載されていることがあるので、意味はわからなくても聞いたことはあるのではないでしょうか?

しかし『本暦』は?これはなかなか聞いたことのある人はいないかもしれません。

糸満の暦

実は『本暦』とはFMたまんの創業者・現会長の造語なんです!そりゃあ知らないですよね笑

日本では明治時代に改暦が行われ現在のカレンダーになりました。それが新暦です。

ですが、沖縄には旧暦の文化が残っており、今でも様々な行事を明治以前の暦に合わせて行います。

全県的に大きな行事としてはお盆でしょうか?沖縄では旧盆と言います。

そんな沖縄県の中でも特に旧暦文化が強く残っているのがFMたまんのある『糸満市』!

盆正月はもちろんのこと、全国的にも有名な糸満ハーレーや糸満大綱引きといった市内外からや観光客など数万人の人が訪れる大きな規模の行事も旧暦に合わせて行われます。

数えるとキリが無いくらい多くの行事を旧暦で行う糸満において『旧暦』は『旧の暦』ではなく、『本当の暦』『本来の暦』なのでは?

そんな考えからFMたまんでは『本暦』という表現を続けています!

もういくつ寝ると・・・

そして現在、糸満はシワーシ(ウチナーグチで師走・12月のこと)の真っ只中!本暦12月8日です!

以前の記事に書きましたが、今年のウチナーソーグヮチ(旧正月)は新暦2月1日です。

FMたまんでは毎年放送している旧正月特別番組を今年はどのような内容にするか検討中です。

こんなことして欲しい等の企画案やご意見がありましたら、こちらからメールをいただけるとうれしいです!

コロナ禍ではありますが、楽しいソーグヮチを迎えられるよう感染症対策に気をつけていきましょう!