喜納勝代歌碑建立期成会設立総会のご報告
ハイサイ、グスーヨーチューウガナビラ!たまんスタッフの作です。
皆さん、短歌は好きですか?
学生時代に先生に言われて課題提出のために一首作った(詠んだ)なぁ・・・という人も多いかもしれません。
実は現在、空前の短歌ブームといわれていることをご存知ですか?
「和歌・短歌は奈良時代から1300年も詠まれてきた日本の文化、ブームだなんて何を今更」と言われてしまいそうですが笑
歌人や文学を嗜む人に限らず、Z世代と呼ばれる生まれたときからインターネットがあり、パソコンやスマートフォンを使いこなす若い世代の間で短歌が流行っているそうです!
五・七・五・七・七の三十一文字という限られた文字数で自分の気持ちなど様々なテーマを表現する短歌の特性が、TwitterなどのSNSと似ていて相性が良いところが流行の一因だと言われているそうです。
SNS上で自身の気持ちや考えを気軽に発信し、共感(いいね)を得られるというのが若者たちの心に刺さったのかもしれません。
海を恋う…
そんな令和の短歌ブームの中、糸満市の歌人『喜納 勝代』さんのこれまでの功績を称え歌碑を建立しようという活動が行なわれています。
海を恋う無口な男迎えんと 素足でかける浜の妊婦は
喜納 勝代
これは、漁から帰ってくる糸満海人の夫を迎える妻を詠んだ一首で、糸満の昔の風景を瑞々しく表現しており、この歌を歌碑に残し未来に繋いでいくための取り組みが行なわれているのです!
その中心になっているのが、以前FMたまんで短歌の番組のパーソナリティを担当していた『玉城 洋子』さんです。
洋子さん自身も『紅短歌会』という歌会を主宰している歌人です。
だからこそ喜納 勝代さんの詠んだ歌をもっと多くの人に知ってもらいたいという気持ちがあるのかもしれませんね!
期成会設立総会!
この度、喜納 勝代さんの歌碑を建立するために活動してきた皆さんが、設立総会を行い正式に期成会を立ち上げるとのことで、FMたまんも司会や会場設営のお手伝いなどで参加してきました。
令和5年9月10日(日)午後2時から糸満市字糸満 西区の公民館で開催された設立総会には、その趣旨に賛同した市民の皆さんが約40名ほど来場しました。
設立総会では予算案や事業案などについて審議が行なわれ、来場者からの大きな拍手で議案が承認されました。
また、喜納 勝代さんご本人も来場し、ご挨拶をしてもらいました。
勝代さんは「私の歌碑を作るために多くの人が行動してくれることが嬉しい」と話し、
「この歌碑が出来ることで糸満の文化面の発展に繋がることを願っています」とおっしゃっていました。
歌碑建立にむけて・・・
歌碑建立の実現に向けて動き出した期成会ですが、ここからが本番です。
より多くの人に賛同を得て歌碑建立の為の資金を集める必要があるということで、現在寄付金の募集を行なっています。
興味のある方、詳細を知りたいという方は喜納勝代歌碑建立期成会に取り次ぎを行ないますので、コチラからFMたまんまでお問合せ下さい。
FMたまんでは引き続きこの活動を追っていきます!続報をお楽しみに!!