海人文化の継承のために

2022年4月25日13時半より糸満市長室にて、NPO法人ハマスーキの皆さんより『糸満海人の歴史解説ブックレット』が糸満市に対し寄贈されました。

これは糸満の海人文化を広く伝えることを目的に、2021年の市民提案型まちづくり事業の補助金を受けて作成されたものです。

500部作られた冊子は市内の学校や図書館等に提供され小中学生の海洋教育に活用される他、糸満海人工房などでも読むことが出来ます。

ハマスーキの皆さんは「海人文化を継承していくために尽力し、昨年名誉市民に選ばれた前理事長の故 上原謙の想いを残したいと考え制作しました」と話していました。

寄贈を受け當銘糸満市長は「漁労具の文化財指定の為の取り組みなど行政としても海人文化の継承の為に協力していきます」と話していました。

ちなみに、沖縄では一般的に『海人』の読み方は『ウミンチュ』ですが、上原謙氏は『ウミンチュー』とイチマングチ(糸満口・糸満訛りのこと)で呼ぶことにこだわりを持っていたそうです。

物や資料を残すだけでなく『言葉』や『考え方』なども残すことが伝統文化を受け継いでいくということなのかもしれません。

これからは皆さんも『ウミンチュー』と表現してみませんか?