喜納勝代さんの歌碑が完成しました!

ハイサイ、グスーヨーチューウガナビラ!たまんスタッフの作です。

海を恋ふ 無口な男迎へむと 素足でかける 浜の妊婦は

突然の短歌にビックリさせてしまいましたでしょうか?笑

以前の記事で紹介しましたが、ここ数年糸満市民有志の方々により糸満出身の歌人『喜納 勝代』さんの功績を称え、糸満の海人文化をうたった上記の短歌を石碑にして残すための活動が行なわれていました。

昨年の9月に歌碑建立期成会の設立総会が行なわれ、その際にはFMたまんも会場の準備や司会などのお手伝いをしました!

そして期成会設立から11ヶ月・・・ついに歌碑が完成したとのことで、令和6年8月4日(日)に行なわれた歌碑お披露目の為の除幕式を取材しました!!

糸満の文化の発信地に!

除幕式は午前9時30分から行なわれるということでしたが、数日前からFMたまんの放送でも開催のお知らせを行っていたこともあり、日曜の朝早くにもかかわらず、多くの地域住民が会場のサバニ広場に集まっていました!その数、約70人!!

予想以上に多くの人が集まったことにとても驚きました!

市内外からたくさんの来場者が!
パーソナリティのアカナーさんが糸満アングヮーに扮し司会を務めました!

除幕式がスタートすると、期成会の会長 玉城 洋子さんの挨拶や、期成会設立以降の経過報告、當銘 真栄 糸満市長の来賓挨拶などが行なわれました!

玉城洋子会長の挨拶
當銘真栄糸満市長の挨拶

玉城会長は挨拶の中で、歌碑建立のために県内・県外だけでなく国外からも寄付があったことを報告し、多くの人から協力いただいたことに感謝を述べていました。

また、當銘市長は期成会関係者たちの歌碑建立への熱意がこの日に繋がったことを嬉しく思うと話し、

「この歌碑が西区を訪れる人々にとって心のより所となり、本市の漁業文化を広く伝える存在になるとともに、この取り組みが文化活動の発展に大きな力となることを信じています。」

とお祝いの挨拶を述べていました。

その後、市長・西区の区長・期成会の会長・喜納さんの4名により除幕が行なわれ、来場者から大きな拍手が巻き起こりました!!

いよいよお目見えの時!
ジャーン!!!

除幕の後には喜納 勝代さんご本人から

「このような大きな歌碑を作っていただき、皆様ありがとうございました。身が引き締まる想いです。この歌が次代まで長く愛され、糸満の文化が発展することを願っております。皆さんがんばりましょう!」

と感謝の言葉を述べ、歌碑の完成をとても喜んでいました!

(後日分かった話ですが、喜納さんは歌碑の完成がとても嬉しく、この日何度もサバニ広場に足を運んだとのことです笑)

喜納さんの身長の2倍以上の大きな歌碑です!

その後、歌碑の施工を担当した有限会社アジアストーンさんや、設置までの間様々な協力をしていただいた西区自治会、そして広報の協力などを行った弊社FMたまんへ、期成会から感謝状の贈呈が行なわれました!

FMたまんも感謝状をいただきました!やったー!!

全てのプログラムが終了したところで、沖縄のお祝い事らしく最後はみんなでカカーシー(糸満の言葉でカチャーシーのこと)を踊りました!

糸満にお越しの際はぜひお立ち寄りを!

期成会の皆さんにお話を聞いたところ、歌碑完成までの期間は、期成会設立からは11ヶ月ですが、最初の構想からは3年近くになるそうです。

様々な困難もあったそうですが、それを乗り越え今回無事にお披露目が行なわれたことは本当に喜ばしく、何より喜納さんがこれまで以上に元気になっているようで、こちらまでパワーをもらえます!

喜納さんには、これから先10年・20年と元気に長生きしていただき、私たちを導いていただきたいです!

そして、今回で歌碑の建立は終了しましたが、期成会としてはこれで終わりではなく、今後も短歌のコンテスト『喜納 勝代杯(仮称)』を行なうなどして糸満を文化面から盛り上げていきたいと考えているようです!

果たしてそれが実現するのかどうか、今後も目が離せません!!

除幕式には歌のモデルとなったご夫婦のお子さんたちも!みんなでハイチーズ☆

新聞などでも取り上げていただきました!

沖縄タイムス『糸満 喜納さんの歌碑建立 漁師町の情景を刻む 「伝統と誇り発信する場に」

琉球新報『糸満の情景と家族愛 歌碑に サバニ広場 喜納勝代さん 16歳ごろ作品 沖縄

糸満市広報『”漁業文化と歴史を象徴する歌碑の完成”喜納勝代さんの歌碑除幕式